フォームのメリット、デメリット
メールフォームは、万能ではありません。
受信者側にとって都合の良いことでもサイト閲覧者にとっては不便なこともあるのです。
受信者にとってのメリットとしては、次のようなものがあります。
- メールアドレスを非公開にできる
- 必要な情報を入手することができる
- 確認画面を表示することで入力間違いを少なくできる
- 届くメールが定型なので整理しやすい
- 空メールなどを防止できる
- 自動で受付番号などを割り振ることができる
- 自動返信でメールを送信できる
- 入力に選択式を利用すれば回答の分類などが用意にできる
一方、受信者にとってのデメリットは、メールフォームを利用するための手間とコストがかかる程度でほとんどありません。
それに対してサイト閲覧者、つまり、入力側はどうでしょう。
メリットは、次のようなものだけであり入力者にとってはそれほどありがたいものではありません。
- 何を入れたらいいか分かる
- ネットカフェなどからでも利用できる
それに対してデメリットは結構あります。
- 入力が面倒である
- 氏名など明かさず質問したい時にできない
- 画像やファイルなどを添付したいときにできない場合が多い
- フォームが携帯対応していないと携帯からは利用できない
- フォームが用意されている場合、電話番号が出ていないことが多く電話で聞いたほうが早いこともいちいちフォームを利用しなければならない。
- 電話で問い合わせすればすぐに結論が出ることもメールでは回答が返ってくるまでに時間がかかる
つまり、メールフォームはどちらかというと受信者側にメリットがある仕組みなので、項目数を多くしたり、入力必須項目を必要以上に設定することは避けなければなりません。
せっかく、フォームを用意しても利用されないのでは意味が無いからです。
また、電話番号を非公開にするかどうかも重要な判断になりますので、十分な検討が必要です。